ボディヘアを通して垣間見る、価値観の自由 2024年春夏の で最も話題となり、SNSでバズった代表は が率いる だろう。涙を流す顧客もいるほど幻想的な、アーティスティックなショーは圧巻だった。 が手掛けたガラス・スキンは瞬く間にSNSで拡散されたが、その艷やかな肌を引き立たせた陰の主役がいる──ボディヘアだ。チュールやレースの向こうに透けるデリケートゾーンの暗闇は、見る者をドキリとさせる格好のスパイスだった。ガリアーノはマーキンと呼ばれるウィッグを使用したそうだが、ベル・エポック時代の高級娼婦もかくやといったグラマラスぶり。豊かなバストとくびれたウエスト、それに秘密を共有するようなアンダーヘアを目の当たりにすると、ボディヘアを忌み嫌う日本社会がとたんに漂白されたもののように感じられる。そんな状況への憂いを告白してくれたのは、日本にシュガーリングを導入した草分けであるHIKARIさんだ。「シュガーリングサロンを運営してこそいますが、脱毛はあくまでも自分が心地よくあるために行うもの。私自身も、やりたいと思ったときには自身に.